余白のある本棚と、60代から広がる知の宇宙:ゆんラボ・未来館 2025.11.6.木

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秋の気配を感じながら、2025年10月にグランドオープンしたばかりの読谷村「ゆんラボ・未来館」へ。
ここは、読谷村立図書館、OISTサイエンススタジオ、そしてスターバックスが一つに融合した複合施設。
新しい場所の扉を開けるときの、あのささやかな胸の昂りは、いくつになっても変わることがない。

外の広場にはキッチンカーが立ち並び、晴れ渡る空の下、陽の光を浴びながらのんびりと食事を楽しむのも悪くないな。

まずは併設されたスターバックスへ。
初めて訪れる真新しい空間の中にありながら、ハチミツを落としたトリプルエスプレッソラテの深い味わいは、いつもと変わらぬ絶対的な安心感を与えてくれる。

テラス席に足を運ぶと、犬を連れてカフェタイムを楽しめるよう、可愛らしいデザインのリードフックポールが設置されていた。
活字の気配を感じる空間で、お気に入りのコーヒーを味わう。これ以上の贅沢があるだろうか。
読書に没頭するための環境としては、まさにパーフェクトだ。

エントランスを抜けてすぐ目に飛び込んでくるのが、OISTサイエンススタジオである。
並べられた展示物を眺めていると、日常に潜むサイエンスの神秘に引き込まれる。
それと同時に、脳科学やAIといった最先端の分野を探求してみたいという、自分の中にある静かな情熱が呼び起こされる。

60歳を過ぎてなお、いや、この年齢になったからこそ、未知なる領域へ踏み込むことへの渇望は深まっている。
学ぶということは、決して若者だけの特権ではない。学ぶということに年齢は関係ない。

そして、いざ図書館の奥へ。
リニューアル前の姿を知らなくとも、一歩足を踏み入れて驚かされるのは、本棚に設けられた見事な「余白」と「余裕」。
背表紙をぎっしり詰め込むのではなく、表紙を見せるように平置きされた本たちが、まるで静かにこちらへ語りかけてくるようだ。

通路も広く、空間全体がゆったりと呼吸している。
Wi-Fiも完備され、閲覧室でコーヒーを飲みながら本と向き合うこともできる。
至れり尽くせりとは、まさにこのことだ。

古代ローマの哲学者が「精神は自らの思考によって染められる」と説いたように、自ら学び、新しい知識を取り入れることは、精神を若々しく、そして豊かに保つための最良の術である。
図書館の本棚の美しい余白は、そのまま自分の内面にある「まだまだ新しいことを吸収できる知のスペース」のようにも思える。
知性を磨き続ける限り、世界はどこまでも広がっていく。

ゆんラボ・未来館。
ゆっくりとドライブを楽しみながら、また必ず戻ってきたいと思える素晴らしいサンクチュアリを見つけた。
深く読書や学びの海にどっぷりと浸かりたいときは、迷わずここだな。